天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-01-25から1日間の記事一覧

夢を詠う(14)

夢違(たが)へやらむと微笑(みせう)たまへども夢といふもの なきは如何にせむ 北沢郁子 病み衰えし人抱き上げたる今朝の夢一日腕に軽さが残る 本土美紀江 追ひつめてゐたりしものは何ならむ夢よりさめてまたしんの闇 小野興二郎 生くる黴吐きしや胸を揺りあげ…