天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-02-25から1日間の記事一覧

道づくし(4/11)

続き 赤羽根の汽車行く道のつくづくし又来ん年も往きて摘まなん 正岡子規『子規歌集』 春を断る白い弾道に飛び乗つて手など振つたがつひにかへらぬ 斎藤史『魚歌』 大雪山の老いたる狐毛の白く変りてひとり径を行くとふ 宮 柊二『忘瓦亭の歌』 ひとところ蛇…