天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-04-09から1日間の記事一覧

死を詠む(1)

旅にして物恋(ものこほ)しきに鶴(たづ)が声(ね)も聞えざりせば 恋ひて死なまし 万葉集・高安大島 かくばかり恋ひつつあらずは高山の磐根(いはね)し枕(ま)きて死 なましのものを 万葉集・磐姫皇后 今は吾(あ)は死なむよわが背生(い)けりともわれに寄るべしと…