天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-04-14から1日間の記事一覧

死を詠む(5)

うたがはず死ぬものはよし悲しみて踏絵に立ちしかぎりなき生 近藤芳美 死にて行く母を見て来し吾が妻か夜明けに帰り吾が名をば呼ぶ 近藤芳美 流血の後なおつづく集会にひとりの死の意味ゐいまだ知るなし 近藤芳美 地階の窓べにも流血あり追ひ撲たれ墜され死…