天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-04-24から1日間の記事一覧

死を詠む(13)

大といふ字を百あまり砂に書き死ぬことをやめて帰り来れり 石川啄木 苦しければ死なむと思ひたちまちにこころよければ癒えんと思ふ 三ヶ島葭子 迫り来る蘇軍重囲のまぼろしに身は死にがたく子を抱く妻 山本友一 死ののちもかの老人は尾根行けり頬かむりして…