天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-05-08から1日間の記事一覧

死を詠む(24)

母死にしかかるときにも飯を食み夜となれば眠るまたなく悲し 安立スハル 思ひがけぬやさしきことを吾に言ひし彼の人は死ぬ遠からず死ぬ 安立スハル 死について語るともなく語りつつ異なる桜観てゐる老姉妹 築地正子 死のまぎわを例えば断崖と思うときいつな…