天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-05-19から1日間の記事一覧

松の根っこ(9/15)

炎天と大旱 大旱やトラック砂利をしたたらす 仮に、砂利をこぼしゆく、として比べればこの句の凄まじさが見えてくる。したたらす、としたことで、読者はこぼれる砂利に、渇仰する水を幻視する。 炎天の犬捕り低く唄ひ出す 大陸と違って日本では、犬を食する…