天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-05-22から1日間の記事一覧

松の根っこ(12/15)

吟行 少年を枝にとまらせ春待つ木 昭和三十六年、新宿御苑吟行の際の作。木に意志があって、枝に少年を座らせて春を待っているというイメージが秀逸。擬人法で見事に決まった。 流燈の夜も顔つけて印刻む 市川流燈会六句(昭和三十六年)の初めの句。老人ら…