天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-06-28から1日間の記事一覧

歌集『朝涼』(4/4)

最後にこの歌集の作品を特徴づけている他の要因を考えてみたい。ひとつは短歌を奥ゆかしく感じさせる古典的語法である。現代語やカタカナの言葉に混じって古い言葉があると違和感よりも安心感がある。またユーモアのセンスも重要。家族の歌では、母や妻を詠…