天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-07-04から1日間の記事一覧

滝のうた(6/6)

ただよへる白き雲をも攫(さら)ひしか滝りんりんとひかり を増しぬ 春日真木子 凍りたる滝を見上げて立つわれは寒き柱を身の内にもつ 柏崎驍二 宙空のみどりごに乳与へゐる滝の母性の轟きつづく 岩井謙一 藤の花うすむらさきの宙に垂れ地にはとどかぬ未完なる…