天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-08-11から1日間の記事一覧

墓を詠む(5/8)

岐れ路に墓石並び蒲公英の咲く哀れさも旅なれば見つ 磯 幾造 墓石の裏も洗って気がねなく今夜の酒をいただいておる 山崎方代 一族がレンズに並ぶ墓石のかたわらに立つ母を囲みて 小高 賢 冬(ふゆ)日和(びより)野の墓原の赤土のしめりともしみ わがたもとほる…