天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-08-27から1日間の記事一覧

敗戦の記憶(3/3)

戦の日、戦に負けし日、顕ちきたり春浅き山の尾根たどりゆく 佐藤美知子 草中に刀をはふりて立ち尽す敗戦の日は暑かりしかな 大越一男 敗戦を迎へたる日に崩しゐしこの斜面いまも草いきれして 吉野昌夫 敗戦の日の熱き記憶また蘇る夕べ見てをり子らの遠花火 …