天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-09-22から1日間の記事一覧

目を詠う(4/6)

昼の床に眼(まなこ)をとぢて落着けどなほ鎚(つち)の音の 忘れかねつつ 松倉米吉 壕(がう)の中に坐(ざ)せしめて撃ちし朱占匪(しゆせんひ)は 哀願もせず眼をあきしまま 渡辺直己 白きうさぎ雪の山より出でて来て殺されたれば眼を開き居り 斎藤 史 借金をかへす…