天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-09-23から1日間の記事一覧

目を詠う(5/6)

病む吾子に年祝(ほ)ぎの箸をもたしめてまなこぬれゆくわれも吾妻も 木俣 修 両の眼の盲(し)ひるくらやみいかなれば子は父よりも罪ふかしとぞ 前登志夫 いたむ目に冷たき指をあてて思ふいひわけはきかれぬかもしれぬ 石川不二子 眸(まみ)とぢて想へば易し氾濫…