天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-10-01から1日間の記事一覧

スミレと薺(なづな)(2/10)

俳句の詩形 平成になって、俳句の詩としての構造を分析した注目すべき評論が出た。川本皓嗣『日本詩歌の伝統』「俳句の詩学」(岩波書店、平成三年)である。実作と鑑賞の両面で大いに参考になる。川本は芭蕉の発句を分析の例にとっているが、ここでは、展宏…