天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-10-13から1日間の記事一覧

声を詠む(3/10)

郭公(ほととぎす)あかで過ぎぬるこゑによりあとなき空に ながめつるかな 金葉集・藤原顕輔 郭公(ほととぎす)すがたは水にやどれども声はうつらぬもの にぞありける 金葉集・藤原忠通 夜はになく声にこころぞあくがるる我が身は鹿のつまならねども 金葉集・内…