天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-10-14から1日間の記事一覧

声を詠む(4/10)

よもすがら声をぞはこぶ世々の人雲となりにし故郷の雨 正徹 とる筆の尖(さき)も凍りてこの朝わが書く紙に声のあるかな 落合直文 さ夜ふけて慈悲心鳥(じひしんてう)のこゑ聞けば光にむかふ こゑならなくに 斎藤茂吉 屋根の上にちちと啼くとき天(あめ)高く切な…