天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-10-24から1日間の記事一覧

病を詠む(4/12)

こころの悲(ひ)からだの患(かん)と分かちがたく今朝も白粥の 椀を食(たう)べぬ 春日井 建 さしあたり満足すべき境涯となりしうつつは病床にをり 佐藤志満 癒ゆるなき身は帰らなん沙羅の花さきて妻子(つまこ)の待ち ゐる家に 上田三四二 ほがらかに日々ありく…