天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-10-27から1日間の記事一覧

病を詠む(7/12)

十年のわれの病をみとりつつ妻も老いたり髪白くなりて 五味保義 癒えがたき病を生きて見る萩のくれなゐ深し月の光に 桐原美代治 ある日ふと病(やまひ)あらはれかなしげな顔して春の われをみつむる 馬場あき子 病む父が花とよびゐし死のことを椿咲く日は思ひ…