天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-11-08から1日間の記事一覧

自然への挽歌(5/9)

谷川の早湍(はやせ)のひびき小夜ふけて慈悲心鳥は啼き わたるなり 島木赤彦 やはらかに柳あをめる 北上の岸辺目にみゆ 泣けとごとくに 石川啄木 最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも 斎藤茂吉 信濃川堰かれ堰かれて今日いゆくこころのうち…