天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-11-16から1日間の記事一覧

色を詠む(3/4)

色にのみそみし心のくやしきを空しと説ける法のうれしさ 新古今集・小侍従 桜咲くとほやま鳥のしだり尾のながながし日もあかぬ色かな 新古今集・後鳥羽院 いろかはる萩のした葉を見てもまづ人の心の秋ぞ知らるる 新古今集・相模 野辺の露はいろもなくてやこ…