天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-11-17から1日間の記事一覧

色を詠む(4/4)

消えぬともあさぢが上の露しあらばなほ思ひおく色や残らむ 新勅撰集・藤原雅経 むら雀声する竹にうつる日の影こそ秋の色になりぬれ 風雅集・永福門院 目にかけて暮れぬといそぐ山本の松の夕日の色ぞすくなき 風雅集・藤原為兼 見わたせば心は色もなかりけり…