天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-11-19から1日間の記事一覧

匂い・匂うの歌(2/8)

紫草(むらさき)のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑにわれ恋ひめやも 万葉集・天武天皇 引馬野(ひくまの)ににほふ榛原(はりはら)入り乱り衣にほはせ 旅のしるしに 万葉集・長奥麿 あをによし寧楽(なら)の京師(みやこ)は咲く花の薫(にほ)ふがごとく 今盛りなり …