天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-11-22から1日間の記事一覧

匂い・匂うの歌(5/8)

花のいろにあまぎる霞立ちまよひ空さへにほふ山ざくらかな 新古今集・藤原長家 吉野山はなやさかりに匂ふらむふるさと去らぬ峰の白雲 新古今集・藤原家衝 山里の花のにほひのいかなれや香をたづねくる鶯のなき 新勅撰集・選子内親王 山里は夕暮さむし桜花ち…