天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-11-24から1日間の記事一覧

匂い・匂うの歌(7/8)

薬師寺の塔のしら壁ましら壁ゆふかたまけてさぶくにほふも 新井 洸 落葉松(からまつ)の芽ぶきの時の色感(しきかん)を匂ふといひて ただ已(や)まむのみ 松村英一 谷ひとつへだててまともに白馬岳うす紫に残雪にほふ 窪田章一郎 見る限り焼き払ひたる出津の野…