天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-12-03から1日間の記事一覧

神を詠む(6/9)

いけにえに少女をもとめし古代より神は刃ものの冷たさを持つ 香川 進 酔へば喧嘩作品のほか何もなし幼き妻は神のごとしも 大野誠夫 娶りはとほき奇蹟なれども帆柱を神として若き漁夫ねむるなり 塚本邦雄 神田の一隅にゐて神をおもふ軽くはなやぎて世紀終らむ…