天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-12-04から1日間の記事一覧

神を詠む(7/9)

われの神なるやもしれぬ冬の鳩を撃ちて硝煙あげつつ帰る 寺山修司 捨つるべき捨てよといふは神のこゑ生命(いのち)は二つあるものならず 木俣 修 わが神(しん)の嘆きのすゑの薄明り一(いち)瀧(ろう)落ちて羊歯を濡せり 小中英之 わがごときさへ神の意を忖度す…