天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-12-12から1日間の記事一覧

忘れる・忘却の歌(3/6)

忘るるは憂世のつねと思ふにも身をやるかたのなきぞ侘しき 千載集・紫式部 思ふをもわするる人はさもあらばあれ憂きを忍ばぬ心ともがな 千載集・源 有房 嬉しくば忘るることもありなましつらきぞ長きかたみなりける 新古今集・清原深養父 忘れじと言ひしばか…