天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-12-15から1日間の記事一覧

忘れる・忘却の歌(6/6)

いつとなく親しむとなく寄るとなく馴れし情も忘られなくに 北原白秋 とこしへに、泣きてわかるる雨の日のいとけなき子を忘れたまふな 平野万里 忘却の彼方より湧きをりをりに悲し彼ひとり沖縄に死す 山本友一 物忘れしたるがごとくひろびろとせる思ひもて昼…