天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-12-19から1日間の記事一覧

涙のうた(4/11)

くれなゐに涙の色のなり行くを幾しほまでと君にとはばや 新古今集・道因 忍ぶるに心のひまはなけれどもなほ漏るものは涙なりけり 新古今集・藤原兼実 わが恋はしる人もなしせく床の涙もらすなつげのをまくら 新古今集・式子内親王 恋ひわぶる涙や空にくもる…