天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-12-22から1日間の記事一覧

涙のうた(7/11)

夜もすがらちぎりしことを忘れずは恋ひむ涙の色ぞゆかしき 後拾遺集・定子皇后 こぞよりも色こそこけれ萩の花涙の雨のかかる秋には 後拾遺集・麗景殿前女御 くれなゐの濃染(こぞめ)の衣うへに着む恋の涙の色隠るやと 詞花集・藤原顕綱 五月雨の空だに澄める…