天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-12-24から1日間の記事一覧

涙のうた(9/11)

涙、涙、つかれし脳よりまぶたへ、流るるみちのはつきりとみゆ。 土岐善麿 頬(ほ)につたふなみだのごはず一握(いちあく)の砂を示しし人を忘れず 石川啄木 べにばなのすぎなむとして土乾く庭すみにしてわが涙いづ 五味保義 わが心君に近づくこの日まづ悔の涙…