天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-01-02から1日間の記事一覧

冬を詠む(6/9)

冬きたる野の木野の草限りなく衰ふるものに美しさあり 窪田空穂 剛直に立ちあがりつつ冬に入る藤の根方を見て帰りゆく 河野愛子 葉を振い冬の欅の立つ見ればわが生き何ぞ今 いさぎよき 前田 透 来ん年はよきこともあれ武蔵野は今日風打ちて 冬に入る空 前田 …