天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-01-05から1日間の記事一覧

冬を詠む(9/9)

枯草の乱るる下に惑ひなく土うるほひてゐたり冬の日 大野誠夫 冬の日といへど一日(ひとひ)は長からん刈田に降(お)りていこふ鴉ら 佐藤佐太郎 冬の日に乾く球根いのちもつものはいのちのかがやきをもつ 木俣 修 くれなゐの釦(ぼたん)拾ひぬ冬の日に河床(かし…