天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-01-06から1日間の記事一覧

知の詩情(1/21)

明治期の短歌革新運動において、正岡子規は、よく知られているように、『古今集』ならびにその撰者の紀貫之を徹底して批判した。典型例が、春上・巻頭歌の有名な「年の内に春はきにけり ひととせをこぞとやいはん ことしとやいはん」であった。閏年の概念と…