天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-01-12から1日間の記事一覧

知の詩情(7/21)

第四の技法は、漢字の読み方。茂吉の歌では『つきかげ』から例をあげよう。 米粒(べいりふ)は玉のごとしといへる句も陳腐(ちんぷ)といはばわれは黙(もく)せむ われ病んで仰向にをれば現身(げんしん)の菊池寛君も突如としてほとけ くろぐろとしげれる杉のした…