天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-02-09から1日間の記事一覧

短歌と「あはれ」(5/13)

■斎藤茂吉の場合 正岡子規の薫陶を受けて万葉集を称揚した斎藤茂吉の歌には、「あはれ」を詠み込んだ作品が多い。十七歌集の全14,020首中267首(1.9%)になる。この傾向は、やはり西行や新古今集から学んだことに起因している。万葉集ではない。ちなみに、斎藤…