天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-02-22から1日間の記事一覧

芭蕉開眼の前後(1/5)

はじめに 芭蕉が精進した俳諧は、周知のように連歌形式から出発している。複数の人達(連衆)が、長句と短句を交互に詠み合って、句の内容の展開を楽しむ文藝である。初めの長句(発句)を作る際には、主人や開催地への挨拶句とする場合もあるし、たびたび同…