天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-03-28から1日間の記事一覧

時を詠む(3/5)

時すぎて人は説かむか昭和の代(よ)のインテリゲンチヤといふ問題も 柴生田稔 八月のまひる音なき刻(とき)ありて瀑布のごとくかがやく階段 真鍋美恵子 夾竹桃の花の明るさ狂ひたる時計が狂ひし時きざみゐて 真鍋美恵子 古き面(めん)のうつろの眼(まなこ)を通…