天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-04-21から1日間の記事一覧

天地(あめつち)は動くか (6/7)

『震災歌集』について この長谷川櫂の歌集には、全部で119首の短歌がある。作品全体に関わる特徴をあげると、旧仮名・文語体が基本。韻律については、正調(五七五七七)は30首にすぎず、他の89首は破調で75%もある。それも全て増音である。彼のやむにやま…