天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-06-21から1日間の記事一覧

感情を詠むー「悲し」(2/3)

わが為にくる秋にしもあらなくに虫の音(ね)きけばまづぞ悲しき 古今集・読人しらず しののめのほがらほがらと明けゆけばおのがきぬぎぬなるぞ悲しき 古今集・読人しらず*きぬぎぬ: 衣を重ねて掛けて共寝をした男女が、翌朝別れるときそれぞれ身 につける、…