天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-06-28から1日間の記事一覧

感情を詠むー「笑う」(2/4)

笑ふより外はえ知らぬをさな子のあな笑ふぞよ死なんとしつつ 窪田空穂*なんとも悲しい。死に行く子が笑う。その子は笑うこと以外は知ら ないから、とは! わが指紋ふたつあらめやと思ふときかそかにわれの笑ひたりしか 五島美代子 みづからを嘲笑(わら)ひゐ…