天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-07-03から1日間の記事一覧

祈り、願い(3/4)

今夜(こよひ)の早く明けなば術(すべ)を無み秋の百夜(ももよ)を願ひつるかも 万葉集・笠 金村*「共寝の今夜が早く明けてしまうので術もなく、秋の百夜のように長い夜を 願ったことだ。」この歌が詠まれたのは、春三月のこと。夜の最も短い頃で あった。 ねぎ…