天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-07-04から1日間の記事一覧

祈り、願い(4/4)

廻廊の静寂のなか秘めやかに肩触れ合はす「祈り」の絵の前 岡本 勝 祈るとき人は必ず目を閉じて何もなかったように立ち去る 俵 万智*「祈るとき」と「立ち去る」が近すぎて、動作が落ち着かない。 神仏を恃むにあらずしかれどもときに頭(かうべ)を垂れて祈…