天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-07-07から1日間の記事一覧

感情を詠むー「泣く」(2/5)

太刀なでて、わが泣くさまを、おもしろと、歌ひし少女(をとめ)、いづち ゆきけむ 与謝野鉄幹*初句二句は、いわゆる虎剣流と呼ばれた国家主義的な悲憤慷慨調である。 かなしみて飲めばこの酒いちはやくわれを酔はしむ泣くべかりけり 若山牧水 真日なかに家焼…