天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-07-10から1日間の記事一覧

感情を詠むー「泣く」(5/5)

髪梳きて眠りし妻のかたはらに声を殺して泣くことのあり 喜多昭夫 朝さめてすこし泣きたり 純卵(じゅんらん)のやうな日輪空に泛くゆゑ 日高尭子*泣く原因がちょっと理解できない。経験がない。 あかときに歔欷(きょき)するこえをききしかど覚めていわねば吾…