天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-07-11から1日間の記事一覧

感情を詠むー「悔しさ」(1/4)

潮待つとありける船を知らずして悔しく妹を別れ来にけり 万葉集・作者未詳*「船が潮待ちをしていたことを知らなかった。妻と別れをしないまま出港して しまったのが残念だ。」作者は、遣新羅船に乗っていた。妻と別れをする時間が あると思い込んでいたよう…