天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-07-26から1日間の記事一覧

感情を詠むー「怒り」(4/6)

男ありゆうべのやみのふかみにて怒れるごとく青竹洗う 伊藤一彦 怒りこそわが生きの緒の痣ならむ暁(あけ)の雲雀のこゑに目ざめて 小中英之*「生きの緒の痣」は、命の傷跡と解する。 怒りをいえ怒りを抒情の契機とせよ今つきつめて「詩」といえる営為 近藤芳…