天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-08-09から1日間の記事一覧

感情を詠むー「恥づ・恥」(2/2)

おお朝の光の束が貫ける水、どのように生きても恥 佐佐木幸綱 生きのびて恥ふやしゆく 日常は眼前のカツ丼のみだらさ美しさ 佐佐木幸綱 骨折した恋をうたえば恋歌がどこか子守唄に似る恥ずかしさ 佐佐木幸綱*「骨折した恋」は、失恋とは違うように思える。…