天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-08-17から1日間の記事一覧

五感の歌―視覚(2/3)

見てのみや人に語らむ桜花手ごとに折りて家づとにせむ 古今集・素性*家づと: 家への土産(みやげ)。 「見ただけの様子を人に話そうか、いや、それぞれが手に折った桜を持って家 への土産にしよう。」 逢ふことも今はなきねの夢ならでいつかは君をまたは見…